まんが道
- 辻 貴司
- 2022年4月6日
- 読了時間: 1分

ぼくにとって藤子不二雄A氏といえば、
「まんが道」。
それこそ、何度読み返したかわからない。(特に若手で苦労した時代)
貧しくても、腹が減っても、徹夜続きでも、それでもなお漫画を描き続け、
新しい漫画のうねりを作り出した偉大な先輩たちの情熱に、
ただただ憧れました。
あんなふうに仕事をしてみたい。
言うは易し。。。
社会人になってしばらく過ぎると、日々の仕事に追われ、
そんな気持ちになることも少なくなっていきました。
いくつかの夢をあきらめ、会社や仕事への気持ちも冷めていた頃、
ふと読み返したのが「まんが道」でした。
トキワ荘の漫画家たちに励まされるように、
夜中こつこつと書きためた長編が一本書き上がったとき、
くすぶっていた火種がまた燃え始めたように思います。
同じ頃、夢を追いかけている若いバンドと出会いました。
その翌年、日本児童文学学校を受講して、ぼくにも創作仲間ができました。
昔ほど「まんが道」を読み返さなくなったのは、
現実に、自分のまわりに、刺激を受ける仲間、切磋琢磨できる仲間がいるから、
なのかなと思います。
まだまだ、がんばろう。
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